2023年12月回1目

赤字国鉄断末魔の80年代から騙し討ち感溢れる、JR各社成立期の90年代にかけて

多数登場したのが、客車・電車・気動車などを種車として改造した、団臨列車専用の

車両、所謂ジョイフルトレインでございました。初っ端の頃は、車体見りゃ大体は何が

種車か判っちゃう、内装重視改造でございましたが、その内ハコの方も非日常空間を

感じさせるデザインが主流となった様でございます。そんなゴージャスデザイン車体の

事始めの一つ、14系客車を種に1983年に国鉄が、気合を入れて大宮工場で造った、

「サロンエクスプレス東京」でございました。なので、この「サロンエクスプレス東京」は、

ノーマルな乗客にゃすこぶる評判の宜しかった様でございました。更に、鉄分豊富な

御仁にも編成のカラーに合わせたカマが、高確率で本務機に付く為人気がありました。

そう、「サロンエクスプレス東京」色に似た車体色のカマと言えば、ロイヤルエンジンの

EF58 61号機しかございません、

東海道本線 金谷 1983-8
Photo by 松原の親方