十和田観光電鉄訪問記 |
今まで一度も訪問することがなかった十和田観光電鉄。未だ東急の旧型車が活躍していて、全車吊り掛けの この鉄道に、東急7200系・東急7700系が入線すると聞いたのが、今年の5月始めのことでした。しかも7月 始めには置き換えが始まるとか・・・。こうなるとジッとしてはいられません。6月18日夜、「はくつる」で旅たった のです。夜行日帰りの強行軍でしたが、釣り掛けの音に耳を傾け、東急の旧型車・そして3401,4406も見る ことができ、充実した一日を過ごすことができました。 十和田観光電鉄はJR三沢駅はずれに起点を持ち、内陸の十和田市とを結ぶ14,7キロの地方鉄道です。 街道沿いで栄えていながら鉄道から外れていた街三本木、今の十和田市を古真木(現三沢) の国鉄に接続 させるために、1922年軽便鉄道として開通した鉄道でした。その後1951年に1067ミリに改軌されるとともに 電化され、その後十和田観 光電鉄と改名され今日に至っています。名前の通り電化当初は十和田湖への 観光輸送もかなりの比重をしめていましたが、現在は地元特に学生と高齢者が輸送の主体である、 典型的な地方私鉄です。 年々利用客も減少しており、将来も厳しいものがありますが、今回地元及び 国・県の助成によりATS化および新車?の導入となりました。車輌自体はありふれた銀色弁当箱になって しまい、ファンサイトからは魅力が失せてしまいますが、冷房化さらに近代化されることにより、この鉄道が 存続されることを願ってやみません。 せめて自社発注の3401が残ることを祈っています。 2002年6月19日撮影 |
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JR三沢駅の階段を下りると、左に十和田観光の電車乗り場があります。 十和田観光電鉄三沢駅 看板の貼り文字が落ちていました。 駅舎内はクラシカルな雰囲気が漂っています。 ホームからは高校生が乗り込みます。 三沢を出発する電車 なお、この鉄道は十和田市が起点になっています。 三沢を出て古牧温泉付近を行く電車 先頭のクハ4406は1962年製の自社発注車。 日本一?といわれる古牧温泉の敷地内を走るような感じです。 クハ4406はバス窓が特徴的です。 朝の車内は高校生が多い。この日も三農高前や工業高校前までは凄い 沿線の緑の中を走っていきます。 |