米坂線の9600・早春編

 

前回吹雪の中の米坂線を取り上げてから早二年。久々に米坂線の蒸気をUPしてみました。訪問したのは1971年の
4月末、ゴールデンウィークの時のことでした。上野を超満員の夜行で出発、なんとか席には座れたものの当然
ボックス四人掛けで、しかも通路 には立っている人も多く、トイレにも行けないような状況でした。米沢には早朝の
到着でしたが、結局ほとんど寝ずに夜を明かしての撮影となりました。それで も一日歩けたにはやはり若かった
のでしょうね。伊佐領で下車して、名所めがね橋を撮ったり、春まだ浅い田園地帯で9600を追いました。ただこの
時は一部 の旅客列車にはDE10の姿も見られ(ガックシ)、無煙化が近いことが伺えました。結局米坂線が無煙化
されたのは翌1972年のことでしたが・・・天候も生憎の曇天、カラーも色が褪色気味ですが、宜しければご覧下さい。

 

羽前沼沢ー伊佐領    朝の旅客列車は露出も取れず、こんな具合でした。

名所めがね橋を行く貨物列車、ちょっとタイミングが早かった(トホホ)

こちらはめがね橋を行く単機回送、動態ブラシで狙ってみましたが・・・

緑の薄い田園地帯を行く9600牽引の貨物列車。

同じ場所からの望遠のシーンです。

バックの山には、まだ雪も見えます。ゴールデンウィークとはいえ、みちのくの春は遅い。

気温が低い分、煙は綺麗な白煙でした。こんな貨物編成も懐かしいです。

煙の余韻だけを撮ってみましたが・・・

木々はまだ芽ぶかず・・・

夕方の伊佐領駅にて   形式入り大型ナンバープレートの49681。山深い里は、日暮れも早い・・・

9600だと思って待っていたら・・・・しかし今になってみると、DE10の走行シーンも貴重かもしれません。

米坂線の9600 闘雪編>>

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