羽越本線の蒸気機関車 |
新津と秋田を日本海に沿って結ぶ羽越本線、裏日本縦貫の一角をなすこの線でも、1972年の電化前は蒸気機関車の 活躍が見られました。主力はD51ですが客車列車にはC57も使用され、日本海海岸線の美しい場所も多く、大きな勾配 こそ無かったものの、その 列車本数とあわせて魅力的な路線でした。私がこの線を訪れたのは1970年4月のはじめ。 場所は羽越本線でも屈指の景勝地として名高い、桑川ー今川ー越後寒川の所謂笹川流れでした。早春とはい えみちのく路はまだまだ寒く、白煙が綺麗だったのが印象に残っています。またこの時はモノクロのみの撮影だったのが 少し残念でしたが、私としては珍しい海辺の蒸気機関車、満足できる一日でした。ただ写真のできはというと、やっぱり イマイチ、高校二年生には、ことに海を入れての露出が難しかったです。と いうことであまりたいした写真はありませんが、 ご覧いただければ幸いです。 なお撮影日はすべて1970年4月4日 場所は今川近辺です。 |
1page
![]() 日本海に沿って走るD51の貨物列車、本線だけあって編成も長い。 かまぼこドームのD51 この先には小さな隋道があり、白煙を上げて驀進していきました。 これもカラーだと綺麗なのでしょうが・・・ 線路には未舗装の細い道が張り付いていました。 海にそびえる岩山をバックに。 こちらは上とおなじ列車を望遠で。 日本海をバックに行くC57牽引の客車列車、これは荷物列車でしょうか? 上の写真の望遠版 しかし見事に串刺しに(トホホ) 、がけの部分には素彫りのトンネルが見えます。 名勝 笹川流れの碑。 日本海をバックにシルエット この日は日本海地方特有の曇り空でした。 |