北のしろくに

スワローエンジェル物語パート2

 

北の大地を駈ける2頭のサラブレッド、C62重連の牽く急行ニセコは当時高校に入ったばかりの
私にとって遠い憧れでした。なにせ北海道は当時まだまだ遠く、今の感覚でいえばまるで
海外旅行へ行くようなもの。しかしどうしてもその姿を目にしたく、バイトでお金をため、
渡道したのは昭和44年の冬のことでした。はじめて見るC62重連のその凄まじいばかりの
迫力に圧倒され、また冬の北海道に魅入られた私は、以後蒸気機関車が最後の冬を迎えた
昭和50年まで毎年のように冬の北海道に渡り、時間のある限り、又お金の続く限り鉄道を
追いかけました。今でも冬の北海道は憧れの地であり、其の最初の出会いである、上目名で
見たC62重連は今でも強く目に焼き付いています。残念ながらそれを表現できるだけの腕が
ないため、あまりたいした写真はありませんが、前回本編成でUPしたのに引き続きpart2を
作ってみました。ご覧頂きたいと思います。

 

 

築堤のため風が強い上スピードがはやく、煙が流れて
しまいましたが、これがはじめて撮ったC62重連の写真です   

目名ー上目名    s44.3

この頃はトライX100フィート巻を自分でまいて使用していましたが、こういう
傷をつけるという取り 返しのつかない失敗もしました。重ね重ね残念。
s46.3 目名ー上目名

S46.3  上目名ー目名

    s45.3 目名ー上目名

 小沢駅を出た列車は倶知安峠にむけ凄まじい勢いでダッシュしてくる。
まだ駅を出てまもないため、 さ ほ どスピードも上がらず、上目名とは
違った意味の迫力をおぼえました。残念ながら44年の北海道訪問の
時は、カメラがヤシカマットとオリンパスペンしかなく、望遠レンズが
有ればと思ったものです。             s44.3  小沢ー倶知安

 

 然別を出た列車は稲穂峠にむけてあえぎながら登ってくる。このS字カーブはそのハイライトでした。
 (この右の写真) この地点は復活したC623のニセコの撮影場所として有名でしたが、其の撮影に夏に
   訪れたとき行ってみましたが、雪がないとまったく感じがちがい、とまどいを覚えたものです。

s46.3    然別ー銀山

S46.3    銀山ー然別

S44.3     二股ー蕨岱

札幌行き103レを撮影できる場所は、時間の関係上限られた
場所しか ありませんでした。  数少ない写真のひとつです。 

 s44.3    蕨岱ー二股 

    

s44.3    長万部にて                           s46.3   小樽築港機関区にて

  スワローエンジェル物語パート1

 

 

増結2号車トップ 思い出の蒸気機関車トップ 思鉄トップ