2018年10月第4回

若桜からの帰り道、漢字一文字の駅名に惹かれ隼で途中下車いたしました。去って

行くWT3000形をホームで見送りながら駅撮り、ファインダーから線路を見るてぇっと、

上り方面に向って踏切んとこまで左にカーヴしてんのに気が付いちゃいました。今は

単式ホーム1面1線無人駅の隼も、昔は貨客を扱った一般駅だったてぇ事が、線路の

曲がりで見えてきちゃったのです。撮影を終えて改札抜け表へ出て振り返るてぇっと

如何にもローカル線の駅てぇ風体の隼駅の駅舎が、視界に入ってジ〜サン鉄の目を

和ませてくれちゃうのです。昔は地方に行きゃ、こんな駅舎だらけだったけど、駅舎の

魅力に気が付くが30〜40年遅かった様でございます。一頻り駅舎の眺めてから左を

見るてぇっと、駐車場の線路側に12系客車と箱型の電気機関車を発見いたしました。

この客車はオロ12 6号車は、普通車だけだった12系をカーペット敷きに改造してロに

格上げした車両をライダーハウスとして再利用したものだそうです。そして12系よっか

気になっちゃうのが前にくっ付いてる電気機関車でございます。東洋電機S26年製の

妻面に小振りなデッキを付けた箱型の車体は、私鉄の貨物列車牽くにゃピッタシな

カマじゃん、なんて思いながら見ていたら・・・ハテ、このカマ以前どこかで見た様な、

そうかぁ、鶴来の車庫ででっかいスノープロー付けていた、北陸鉄道のED301だぞ。

15年前(2003年)に北鉄の鶴来で車籍のある状態で合ったED301に静態と言えども

まさかの再会、行き当たりばったりの途中下車もたまにゃ宜しいものでございます。

若桜鉄道 隼 2015-9

Photo by 団長

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