紅葉の入川渓谷

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入川軌道跡は、ネット仲間の皆さんから話を聞いて、ぜひ行きたかったところです。そんなとき、
秋にここのハイキングが行われるという情報を入れていただき、参加することができました。
そしてそれは期待していた以上にすばらしい光景を見せてくれました。入川軌道は、荒川上流の
入川渓谷沿いにブナやカツラなどの伐採木・木炭運搬用として入川と滝川が合流する大滝村
川叉地区を起点に赤沢谷出合までのびていた5.1キロの軽便鉄道でした。軌間762mm、4〜6tの
小型のDLの牽引で運転されていました。11月3日、我々の参加した入川渓谷ハイキングは、
三峰口からバスで30分ほど行った地点から歩き始め、 2キロほど行った地点から軌道敷跡が
あらわれました。カーブをまがっていきなり目に飛び込んできたのが、ほとんど完全な形で残って
いる交換所でした。う そ〜〜というぐらい興奮したものです。そこからは所々線路が流出して
いるものの、ほぼ2キロくらいにわたり完全に線路跡ハイクでした。しかも周囲は素晴らしい紅葉!! 
といっても、ここからは上のほうの紅葉には目もくれず、下ばかり見ていたような気がします。
しかしこんな光景を目にすると、実際に列車が走っていた姿をつい想像してしまいます。1970年に
廃止になったそうですが、できればこの眼で見たかった思いが一杯です。なにも書くことは
ありませんが、写真だけでも見てください。そしてぜひ一度歩いてみることをお勧めします。

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カーブをまがると突然目にとびみんできました。

列車のこない線路にもみじの紅葉が鮮やかに・・・

橋梁の跡もご覧の通り。

枕木もしっかりした形で残っていました。

落葉に埋まっていますが、今にも列車が走ってきそうです。

レールは10キロくらいでしようか?

上を見上げると見事な紅葉が・・・

線路はがけっぷちを走っていました。

落ち葉は多いものの、はっきりと線路跡が残っています。

勾配はかなりきつかったです。

渓谷入り口の紅葉と、清んだ水 ここは釣り場です。

渓谷の入り口にあった森林軌道の歴史案内板。

 

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