名鉄岐阜市内線

 

年が明けて、もう一年前になってしまいましたが(^_^;;)12月1日、名鉄の岐阜市内線と美濃町線を訪問してきました。
季節は12月で師走ということですが、沿線はまだまだ紅葉が綺麗で、街中の路面電車の姿と郊外電車のムードを
楽しんできました。ご承知のようにこの両線は3月31日をもって廃止の予定になっています。また一つ良き鉄道の姿を
見られることができなくなる・・・寂しい気持ちがいっぱいです。そんな一日の様子をご覧いただければ幸いです。
岐阜市内線は1909年に岐阜駅前−今小町間が開業したのがその始まりでした。その後今小町−長良北町間が
延長され、さらに支線として徹明町ー忠節間が開業されました。しかし1988年には徹明町−長良北町間の通称
長良線が廃止になり、またその他の支線も廃止され、現在は岐阜駅 前と忠節を結ぶ3.7kmの路線が岐阜市内線の
すべてになっている。また忠節からは揖斐線に直通して運転されている。

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新岐阜駅前に向かう570形    574は1953年に製造され、そのスタイルは、当時の路面電車標準型だった
都電6000形に準じている。どうりで馴染み深く感じたわけです。

新岐阜駅前に停車中の574   うしろの高架はJRの線路 少し前までは国鉄じゃなくてJRの岐阜駅前まで
線路が延びていたが、今は道路改修にあわせて、途中で線路は途切れてしまった。

徹明町で徹明通りに出る571  この571も前述の574と同様の570形であるが、製造年度の違いで細部は
若干異なっている。

571の運転台  懐かしき路面電車のムードが漂う、運賃は市内は170円均一。

こちらは571の車内   白熱灯の室内、この姿もまもなく見られなくなる。

早田ー西野町の忠節橋を行くモ780形、車にはさまれ窮屈そうだ。

忠節橋を渡り新岐阜駅前に向かう   車輌は780形で現在の市内・揖斐線直通の単行運転の主役。

忠節にて  570形は朝夕のラッシュ時のみ市内線内に運転される。昼間は忠節で休んでいる。左の780形は
黒野からの新岐阜駅前への直通列車。

忠節までの市内線区間は全線併用軌道だが、忠節駅の手前で専用軌道に入り、すぐ忠節駅となる。車輌は
870形で、それまでの510,520の置き換えの為、1987年に登場した名鉄600V区間初めての冷房車。

忠節まで行った後は徹明町にもどり、ここから今度は美濃町線の探訪です。以前に新関まで乗車した
ことがありますので、今回は途中で降りて列車の撮影をすることにしました。次ページをご覧下さい。

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