懐かしの札幌市電

 

北の大都会札幌!! ここには今でも路面電車が走り続けていますが、路線は最盛期より大幅に短縮され、
現在は西4丁目ーすすきのをぐるっと大回りしている一路線8,5キロにす ぎません。しかし私が訪ねた
1969年、70年にはまだまだ最盛期と呼べる路線網が形成され、札幌駅前にも市電が次々とやってきて
いました。私が撮ったの は駅近くのほんの一部でしかありませんが、日本唯一のディーゼル路面電車や
スマートな連接車A830形などに目を奪われたものです。また久々に当時の写真を見直したのですが、
撮った場所がよく判りませんでした。色々調べた結果、ほとんどが駅付近だったという結果でしたが、
あまりに今と大きく変わっている為、よく判らなかったのです。例によってほとんどモノクロばかりですが、
35年前の札幌市電の姿、宜しければご覧下さい。

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1969,3   後に見える市電がカーブしている地点が、丁度駅の正面になります。200形の202は1957年
秦和車輌製。これは後追いのシーンです。

1969,3    ディーゼル路面電車のD1030形D1031は1963年東急車輛製、鉄北線北24条ー新琴似駅前が、
最初非電化で開業した為に作られた。しかしこの写真を撮った頃はすで同区間は電化されていまし た。

1969,3   当時の最新鋭連接車A830形、このA839は1965年東急車輛製A830形はのちに名鉄に譲渡されたが、
それも600V区間全廃により、現在先の動向は不明である。

1969,3   当時ほとんどモノクロばかり撮っていたのだが、この時は6×6にモノクロ、ハーフのペンにカラー、
これも何故だかわかりません(笑えますね) 色と状態は最悪ですが、色見本??ということで載せてみました。

1969,3   こちらも同じでひどいカラー・・・・ 色見本的意味合いと車輌が貴重なD1031ということでご勘弁を。

1969,3  A830形の最終編成A842、この場所で国鉄を跨線橋で越える鉄北線と、桑園方面から医大病院前に
向かう3系統と分岐する。なおこの2系統は教育大学前から北24条の系統。

1969,3  新琴似駅前に向かうD1033、左の248は1960年苗穂工業製。7系統は三越前ー新琴似駅前。

1969,3   600形は当時の最古参車でこの614は1949年日車製、このスタイルは私好みでした。

1969,3   鉄北線は札幌駅の西側で国鉄函館本線を跨線橋でオーバークロスします。この区間は函館本線の
電化で跨線橋が架け替えられ、1966年に使用が開始された。写真のD1042はディーゼル市電最後に作られた
車輌で、1964年東急車輌製。

1969,3  跨線橋を行く562、560形は1953年汽車会社製。これも後追いです・・・

1969,3   こちらは跨線橋を渡らず医大病院方面に向かう323、320形は1957年ナニワ工機製。

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