大井川鉄道 71

 

1971年6月13,14日の二日間、はじめて大井川鉄道を訪 問しました。13日の午後東京を新幹線で
出発して静岡より、大井川鉄道直通の113系快速で千頭まで行きました。千頭で一泊した後、
翌日は井川線に乗車し て井川まで往復したわけですが、まだ保存のSLも運行されてはおらず、
保存用としてはおそらく最初に入線したクラウス17号機が、千頭で展示されていまし た。
しかしナローの森林鉄道の雰囲気を持つ井川線、さらに本線の旧型車両たちは吊り掛けばかりで
十分魅力的、充実した訪問でした。惜しむらくは時 間の関係上、ほとんど乗車しているだけ、たいした
写真が撮れなかったこと、二日間とも生憎と天気が悪く、数少ない写真もあまり写りが良くなかっ た
ことが残念です。また二度目の大井川訪問である1983年8月21、22日に撮影した、コッペルCタンク
牽引の保存列車の写真と元小田急SSE車をはじめ、数点載せまし た。文中の記述は鉄ピク436号を
参照に簡略化して記載しましたが、不明の点も多く一部記憶違い等あると思いますが、ご容赦ください。

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新金谷にて 快速「赤石」モハ306旧富士身延鉄道モハ110型1928年新潟鉄工製
国鉄に買収され飯田線で働いていたが、廃車後払い下げられて入線1978年廃車。

家山にて モハ304 1928年川崎造船製 元西武のモハ231で1962年に入線 1972年廃車。

下泉? にて 急行「すまた」 元名鉄3800形で1971年の急行運転に備えて
入線。ドア間転換クロス化をはかり、当時の大井川のピカイチであった。

千頭にて  クラウス17号とならぶモハ306。

千頭に保存展示されていたモハ301 1922年汽車会社製のモハ1形でその後
三信のデ307→国鉄クデハ307をへて、1953年入線 大正期の面影を残す
モニター屋根木造電車であった。

千頭にて 国鉄113系乗り入れ車と並ぶクハ506省電モハ1系→旧三信のデ305 、三信の
国有化の後飯田線で働いていたが、1959年入線。途中で鋼体化されさらに1953年電装解除
されている。また大井川入線後前面Hゴム化などの更新が行われたが、1978年廃車。

千頭にて クハ504とならぶクハ501 1番線のクハ504はモハ304とコンビで元西武のモハ234 1962年の入線時に
Tc化された。2番線のクハ501は 前身は西武のクハ1209だが、さらに元をただせば1900年製の国鉄雑形客車
ホユニ5064 1954年に入線して木造車体のままクハ31として使用していたが、1956年鋼体化された。1974年廃車。

千頭に展示されたクラウス17号機  昭和炭鉱当時の写真はコチラ

 

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