北辺のキュウロクpart1

 

初めて雪の北海道を訪れたのは昭和44年の三月のことでした。雪と蒸気機関車のおりなす白と黒の世界に
魅入られた私は、以後毎年のように雪の北海道を訪れました。高校時代は三月中ごろからの訪問でしたが、
高校卒業後の数年は二月中ごろから、最も厳しい時期の渡道となりました。どちらかというとこの時期は
天気が荒れることが多く、ほとんど雪の降る中での撮影でしたが、時には素晴らしい好天に恵まれ、北の
大自然の美しさに目を奪われることもありました。今回はそんな晴天の中を行く9600の姿をUPしてみました。
道東、道北のキュウロクは大正時代の蒸気機関車でありながら、まさに古強者という感じで、蒸気機関車が
その使命を終える間際まで頑張っていました。今回は彼らの最後の冬の姿でもあります。また今回は
増結2号車では珍しくオールカラー!! ただ古いネガをプリントしてのスキャンでしたので、思ったような色が
でませんでした。そして、どこか絵葉書的な写真ですが、ご覧頂きたいと思います。

...

1975.3.2   興浜北線  斜内ー目梨泊  流氷の斜内山道を行く隔日運行の貨物列車
この日は私にとって、現役蒸気機関車との別れの日でした。万感の想いを込めて見送ったのです

1975.3.2     興浜北線   斜内ー目梨泊にて

1975.3.2     興浜北線  目梨泊ー山臼にて  オホーツクは一面の流氷
 これが私にとって、本当に現役蒸気最後の姿でした。今でも目にうかびます

1975.2.28   天北線  猿払ー芦野  猿払原野を行く

1975.2.26  湧網線  計呂地付近にて  通称計呂地の丘よりの俯瞰  左後ろはサロマ湖

1973.3.1   宗谷本線  抜海ー南稚内 

撮影地  不明  どこかの駅の出発ですが、合間のネガでこのコマだけ場所が不明なのです

1975.2.26 湧網線  計呂地付近にて  トラ塗りの9600

1975.3.1   湧網線  知来付近にて  防雪林を行く

北辺の9600part2

 

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