2015年2月回1目


国鉄時代の昔から優等列車の愛称として使われてきたのが、旧国名でございます。

って言ったって、クモハ12とか52系流電の旧国じゃございませんよ、古より呼ばれた

広域地名、今だと特急「ひだ」とか「しなの」なんかが、そんな愛称だけど、新幹線の

お陰でその数が、減っちゃいました。急行列車が活躍していた頃は、「加賀」「長州」

「信州」「津軽」「大和」「越後」「越前」に「伊豆」それから・・・まだまだ沢山ありました。

そんな旧国名愛称の中で何故か「武蔵」・「むさし」ってぇのは、国鉄にゃ無かった筈。

ところが、旧国名愛称を減らしちゃった東北・上越新幹線が、大宮始発で暫定開業を

すると、大宮で新幹線接続を目的としてリレー号なる連絡列車が設定されたんです。

そのリレー号が、今回のHM探検団でご紹介、武蔵野線経由で大宮〜八王子を結ぶ

「むさしの」号のご先祖様なのでございます。でもね、旧国名の愛称は仮名より漢字、

銀箱より客車の方がオジサン鉄は、嬉しいですけどねぇ。

    武蔵野線 西国分寺 2013-9
 Photo by 団長