2022年1月2第回

今回の駅撮りは、合理化やら効率化やらで国鉄末期に操車場が、無くなっちゃった為

貨物レ廃止のあおり喰って失業した、ローカル私鉄電気機関車でございます。先ずは

北国津軽の私鉄弘南鉄道弘南線ED33 3号機、元は武蔵野鉄道デキカ10→西武E10

ってなWH製の逸品でございます。ホームから撮れる位置に居たけど定位置、それとも

運が良かったのか、この手の古典機を撮れんなぁ、どっちにしたって嬉しいのです。

弘南鉄道 弘南線 平賀 2009-5

そして、大鰐線にゃ一回り小さいE22 1号機。信濃鉄道を振り出しに省→西武→近江

→一畑と流れ津軽を終の棲家とした流浪の古典機ございます。定期の仕業は無くとも

弘南鉄道の2機のカマは、嬉しい事に冬季の排雪列車運行の為に車籍がございます。

弘南鉄道 大鰐線 津軽大沢 2009-5

お次は十和田観光電鉄の電気機関車、戦後生まれ川車製35t機ED400でございます。

こちらは、排雪列車どころか路線自体廃止となっちまったけど、僚機のED300と共に

旧七百車庫に七百レールファンクラブの皆様により、静態保存中でございます。

十和田観光電鉄 七百 2007-5

東急東横線だって昔は、横浜線の貨物レを菊名で受け田園調布まで貨物レが走って

おりました。その貨物レを牽いた電気機関車が、上毛電鉄に譲渡され動態保存中の

川造製のデキ3021でございますが、残念ながら車籍は無いんで、本線は走れません。

上毛電鉄 大胡 2009-10

同じく上州お宝ヴィンテージ機関車、昭和越えた大正時代の輸入機独ジーメンス制の

上信電鉄のデキ1型の3号機(上4)1号機でございます。数年前まで工臨やイベントで

時折稼働しておりましたが、ここんとこ動きが無いなのです。車籍はあるけど、チョット

行く末不安なデキ1・3でございます。

上信電鉄 下仁田 2006-3

最後は1067mm軌間最小の電気機関車、ドイツアルゲマイネ制銚子電鉄のアイドル

デキ3でございます。現在は車検切れで本線走行不可だけど、昔は貨物列車どころか

客車列車の頭に付いてたんです。

 銚子電鉄 仲ノ町 2010-8

Photo by 松原の親方

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