2009年4月第2回


上屋もプラットホームも駅舎もそして人影も見えないし、停まっているのは見るからに

入換機と思しきDD13タイプのディーゼル機関車、こりゃどう見ても貨物ヤードじゃん、

これで駅撮りとは、早くも反則業の登場とおもったでしょう。でも良く考えて下さいね、

客扱いするだけが駅じゃありませんね、貨物を扱うだけでも立派に駅なんですよ。

写真の春採駅が扱う大事なお客さんは石炭なんでございます。釧路の沖海の底より

掘り出された石炭がベルトコンベアーで春採駅に運ばれ、ココから知人畜炭場まで

ディーゼル機関車を両端に繫いだセキで組成された運炭列車を運行してるんです。

昔は全国で見られた運炭列車、現在日本で見る事の出来るのはコノ春採〜知人を

走る太平洋炭鉱専用線(正式名称太平洋石炭販売輸送)だけになってしまいました。

そして、今はベルトコンベアーで春採まで送られて来る石炭も、昔は610mmゲージの

専用線で運ばれていたんですよ。鉄道輸送の華だった運炭列車の活躍、いつまでも

見られる事を思鉄一同祈ってオリマスゾ。

             太平洋炭鉱専用線 春採 2008-3
 Photo by 団長

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